肩こりがきっかけで、キーボードを「割る」ことにした話
正直に言うと、キーボードは長らく「付属品で十分」派でした。そこからNuPhy Air75 V3に出会って打鍵の楽しさに目覚め、「もう上がりでいいな」と思っていたんです。
ところが、デスクワークの積み重ねで夕方になると肩から首が鉛のように重い。マッサージやストレッチでしのいでいたある日、「分割キーボードは肩こり・姿勢改善に効く」という情報を見かけたことで、話が変わってきました。この記事では、僕が分割キーボードに踏み切るまでの経緯と、購入前に知っておいてほしい「入手難」という現実をまとめます。

まず「エアータイピング」を試してみてほしいんです
半信半疑だった僕が確信に変わった方法があります。道具を買う前にできる、いわばエアータイピングです。両腕を肩幅より広めに開いて、机の上でタイピングの構えをしてみてください。
やってみると分かるのですが、肩が自然に開いて、胸まわりの窮屈さが消えます。裏を返せば、普段の一体型キーボードでは、それだけ肩をすぼめた姿勢で何時間も打ち続けているということ。この体感だけで、僕は分割キーボードの効果を信じるに足ると判断しました。

買う気満々でぶつかった、想定外の壁
リサーチを重ねて、心惹かれる候補が絞れてきました。
- mona2
- Keyball
- conductor
- Cornix LP
ここで待っていたのが、分割キーボード界隈の洗礼でした。欲しいモデルが、どこにも売っていないんです。小ロット生産や自作系キットが中心のジャンルなので、在庫は常に不安定。キーボード人気の高まりもあって、入荷しても即完売が当たり前という世界でした。即売会イベントという入手ルートもあるようですが、初心者がいきなり参戦するには敷居が高い…。
そんな状況の中でたどり着いたのがCornix LPです。手持ちのトラックボールマウスNape Proと組み合わせたデスクを想像して、届く前からニヤけていました。

もうひとつの課題:iPad miniと持ち歩ける相棒
据え置き環境の目処は立ちました。ただ、リビングや外出先でiPad miniを開いて軽作業するときに、フルセットを持ち運ぶのは現実的ではありません。小さくて、できればマウスすら不要になるキーボードが別途欲しくなりました。
最初の候補は、キー表面がタッチパッドを兼ねるmokibo Fusion Keyboardでした。発想は最高だったのですが、配列面の懸念がどうしても拭えず、今回は見送ることに。
フリマアプリで運命の出会い、からの公式在庫発見
探し直しの途中、メルカリで見慣れない極小キーボードを見つけました。それがminimal-keysです。徹底的に削ぎ落とされたデザインで、iPad miniと一緒に小さなバッグへ収まるサイズ感。調べてみると公式ショップに在庫が残っており、入手難のジャンルでこれは奇跡と、その場で注文を確定しました。

散財の結果報告と、それでも後悔していない理由
こうして、NuPhyで満足していたはずの僕の元へ、近日中に以下が届きます。
- Cornix LP(左右で2つ)
- minimal-keys(左右で2つ)
- Nape Pro(トラックボールマウス)
分割式なので、物理的には左右あわせて4台のキーボードです。家族には少し説明が必要な物量ですが、後悔はありません。エアータイピングで感じた肩の軽さが本物だと分かっている以上、これは浪費ではなく姿勢への投資だと考えています。
これから探す人向け:入手のコツ
経験から言えるコツは3つです。まず、気になるモデルの公式ショップは入荷通知を設定してこまめに確認すること。次に、メルカリなどのフリマアプリも並行してチェックすること(今回のminimal-keys発見ルートです)。最後に、完売していても諦めずに再販スケジュールを追うこと。出会いは突然来るので、見つけたときに即決できるよう予算を決めておくのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 分割キーボードは本当に肩こりに効くのでしょうか?
個人差はありますが、腕を開いた姿勢になることで胸まわりの窮屈さが減り、ラクに感じる方は多いです。まずは腕を開いてタイピングの構えをする「エアータイピング」で体感してみてください。
Q. どうしてこんなに品薄なんですか?
小ロット生産や自作キットが中心のジャンルだからです。人気上昇も重なって、入荷即完売が常態化しています。入荷通知とフリマアプリの併用が現実的な対策です。
Q. 初めての1台はどう選べばいいですか?
はんだ付けが必要な自作キットは難易度が高いので、完成品として買えるモデルから入るのが安心です。持ち運び用途があるなら、コンパクトなモデルを選ぶと出番が増えます。
まとめ:姿勢を変える一番簡単な実験から
僕が沼に落ちたきっかけは、お金のかからないエアータイピングでした。肩こりに悩むデスクワーカーの方は、まず腕を開く構えだけ試してみてください。そこで「おっ」と感じたなら、分割キーボードはきっと投資に値します。入手難だけは覚悟のうえで、良い出会いを。


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